2018年5月1日火曜日

[ITmedia News] カシオの「ゲーム電卓」、復刻人気で在庫切れ 再生産へ

 カシオ計算機のゲーム電卓「SL-880」が在庫切れで入手しにくい状態になっている。SL-880は、1980年に発売され、一世を風靡(ふうび)したゲーム電卓「MG-880」を現代向けにアレンジして復刻したもの。3月下旬の発売直後から人気を集め、現在はメーカー在庫のない状態だ。

カシオ計算機のゲーム電卓「SL-880」

 1980年8月発売の“最初のゲーム電卓”「MG-880」復刻版。太陽電池や消費税計算機能を搭載するなど今風にアレンジされ、ディスプレイも大型化。当時は8ケタ表示だったが10ケタ表示に増え、表示する数字のサイズも大きくした。

 ゲームの内容は当時と同じ。右側から攻め込んでくる数字の「デジタルインベーダー」に照準を合わせ(キーをたたいて同じ数字にする)、撃って消す。消した数字の和が10の倍数になるとUFO(n)が出現して高得点につながるなど、計算を用いた戦略性を持っていた。

“最初のゲーム電卓”「MG-880」の概要(17年3月開催の『学びと遊びの電卓・電子辞書展』で撮影)

 カシオ計算機は「次期生産に向けて調整中」(広報)としているが、再生産の時期については明らかにしていない。「ヨドバシドットコム」など一部の通販サイトでは「8月下旬出荷」と記載している。価格はオープン。実売予想価格は2000円前後。

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